【即興に強い】オンラインでヤマハピアノグレード5~3級のレッスンを行っています。
ピアノの先生のためのグレードテスト
ヤマハピアノグレード5~3級のレッスンを行っています。
■楽曲は弾けるけれど即興が大の苦手
という方がとても多いのではないでしょうか?
ちなみに私は「即興が好き」で得意です。
即興演奏にはAとBがあり、Aは与えられた楽曲をテーマ通りに演奏してそれに対して
2パターンの変奏(メロディフェイク)をし1曲の楽曲としてまとめます。
一番わかりやすいたとえは「きらきら星変奏曲」でしょう。
もうひとつ、プレインベンションの中の56番「ハイドンの変奏曲」
シンプルなテーマに続いてバリエーションが5つほどありますよね?
ヤマハピアノグレードの即興はそこまでメロディを細かく動かさなくても
①テーマ
②第1変奏
③第2変奏
これらをそれぞれキッチリ頭を整理して練習することが大切です。
みなさんやってしまいがちなのは
■最初から本番さながらのように何となく主題テーマを弾いて「苦手だ~!」と思いながら
何となく第1変奏を伴奏を何となく変えて弾いて第2変奏はとにかく音を重厚にすればよいんだ。
これが短調の曲だと「演歌調」になってしまっている人が。。。
いきなりこのように全部を詰め込んで練習しないことです。
■テーマをキッチリ弾けているか?
何が大切かと言いますと「バスの取りかた」なんです。
俗にいう「ヤマハっぽい動き?」というものでしょうか。
「子供の頃からヤマハ育ちで9級から6級も受けてきました」
という方ならば身体に染みついていて自然と手がいくという手法かも知れませんね。
でもそうじゃない人の方が圧倒的に多いわけで、音大で楽曲練習の積み重ね、暗譜、コンクール、演奏会とやってきた方。
もしくは普通にピアノを習っていてクラシックの曲だけを弾いて来て、暗譜、発表会などを積み重ねてきた人。
これが一般的ですよね?
即興の授業やレッスンがあったわけでもなくコードも知らない、知っていても基本コードを何となく知っているだけでどんな音域でどんな転回形を使うとグレードテストでは適切なのかがわからない。
だから行き当たりばったりで弾いて、やたらテキスト教本の数だけ増えていく。
■5級は比較的簡単なコードが付いています。
それを上記のように適切なバスを瞬時に配置してキレイな音の響きを作ります。
■4級はコードが付いていませんがそんなに難しいコードは付きません。
要は「メロディを見ただけでパッと適切なコードが下りてきてピアノの鍵盤上で探さずに
手が勝手に動くこと」
これが大切なんです。
■3級はもっと深いコードがつけられるかです。
ここまではテーマをキッチリ与えられた目の前の課題楽曲をシンプルな伴奏を付けてキチンと弾くことが大切です。
▽▲▽変奏はテーマがキッチリ弾けてから▽▲▽
普通は試験通りの流れで練習してしまうと思うのです。
ですがここはキッチリ1つ1つ頭を整理してやっていきましょう。
冒頭にお話しした通り主題テーマは
①メロディを見ただけでどんな曲調かが瞬時にわかり頭の中で流れるか
②メロディに適切なコードがパッと降りてきてそれを鍵盤上で右往左往することなく
適切なバスの取りかたで曲に合ったシンプルな伴奏を付けてキッチリ弾けることです。
第1変奏
メロディを柱にそれを崩していきます。
崩すという言い方より柱に対して枝を付けていく感じですね。
何でもかんでもズラズラ動かせばいいわけではなく、音楽的に美しいかが問われます。
この時3段目から少し伴奏の形を変えると良いです。
あくまでも自然な感じで。
第2変奏
色々な手法がありますがそれぞれご自身がどんなタイプが得意で苦手かを知ることも大切です。
第1変奏とは違った趣向・雰囲気の楽曲アレンジをするつもりで。
右手に重音を使う手法は左手伴奏を低音バスを上手く使ってさらに音域を広げるとゴージャスになります。
左手にメロディを持って来る手法もあります。
これは部分的に使うと効果的です。
第1変奏と第2変奏を一気にやろうとせずに第1変奏を堂々と演奏できるようになったら第2変奏をどのように発展させるか別々に考えて練習すると効果的です。
どんな受験勉強も同じですがとにかく問題をたくさんこなすこと。
苦手なタイプの曲だと思ってもそう思わずにとにかくいろいろな課題を順番通りこなしてみることが大切です。
これがLIVEとなると「あの人はいつも同じようなフレーズを弾いている」となってしまいますが、試験なのでそこは自分が得意なパターンやフレーズをまず知っておくということ。
あせってあれやこれや詰め込みすぎている人ほど問題をこなしてもこなしても全く結果が変わらないのです。
即興B
これは言うまでもなく「曲のきっかけを上げるからその後あなた考えて作ってね」
いわば作曲です。
これの筆記編がヤマハ指導グレード3級 コード進行Bなのですがあちらはコードが降ってアリそのコードにあったメロディを鍵盤なしの机の上でソルフェージュ力と自分の中に蓄積された音楽の引き出しを駆使して作るので演奏グレードの方が鍵盤で即座に音を出せる分、楽かもしれません。
これは演奏グレード即興Aの課題がどんな曲かとか普段から色々な曲を聴いて自分の中に引き出しを作ること、70年代の昔の歌謡曲などめちゃくちゃ参考になります。
とにかく鍵盤上で自由に遊びましょう。
試験ではなく鍵盤遊び。 遊んでいるうちにこんな曲ができた。
そういう感じです。
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