ヤマハ指導者グレード エレクトーン5級 Iさん合格いたしました!
ヤマハ指導者グレードでありますエレクトーン5級のレッスン風景の一部をご紹介いたします。
Iさんは昨年の秋に入門されました。
以前に某大手楽器店でエレクトーングレードのレッスンを受けていらっしゃって過去2回受験されたことがあるそうです。
やはり即興が苦手でレッスンを受けても全く即興ができるようにならない、ということで当教室に入門されました。
ご自身の事情で追試から1年が経過していましたので、
即興が得意、好きになるようにそして楽曲選曲に偏りがないかどうかを拝見させていただくことから始まりました。
楽曲は特に問題はありませんでしたし、
課題曲も良かったと思います。
初見につきましては、問題の種類によって出来不出来のばらつきが多く見られましたので、
私が所有している何冊かの初見のテキストの中から毎回2問ずつ、あえて違うタイプの楽曲問題にチャレンジしていただきました。
苦手と思われるタイプの楽曲はまずは予見20秒で弾いていただいて、それからどこが良くないのかを分析して
①メロディだけを弾いてみる。
②左手とベースだけ。と言うのを何度かやってみました。
試験と同じ雰囲気である程度の緊張感をもって問題に挑むのは試験当日本番になってアガリまくってどんな問題なのかわからないままスタートした、
ということにならなくて良いのではないでしょうか?
次に即興です。
これは以前のレッスンではどのようにやってきたかをお伺いし、
5級の場合即興の問題にはすでにコードが書かれてありますので、これをもとにまずは1コーラスのみを弾いていただきました。
Iさんはエレクトーン畑の方ですからコードは問題ありませんでしたが、曲のタイプと音色が合っていなかったり、
弾き方が平坦な印象を受けましたので、もっと楽曲を歌うように表情豊かに弾くことをアドバイスさせていただきました。
そしてピアノ畑といいましょうか(ヤマハ用語ですね)
今までずっとピアノだけをやって来られた方に多く見られるのですが、コードを感覚でパッとつかめないで頭で理解している、ハーモニーを和声分析で考えてしまって即座に音としてあらわすことが出来ない方がとても多いんですね。
和声とハーモニーって同じですが、理屈・理論も大切ですが、
即興は頭で正しいことを並べ立てて考えていてはダメなんです。
即座に音にできないと即興になりませんからね。
次にカウンターメロディです。
このカウンターをどのように入れるか。
この部分だけを抜き出して、メロディといっしょに弾いてみました。
メロディとぶつかってしまう、とかベースとの兼ね合い。
メロディとハーモニーになって美しい音として仕上がっているか。
これをどんな問題もそこだけ抜粋して何度も何度もやりました。
ここで自信をつけてからイントロとエンディングを適宜つけられるようにもっていきました。
最初からあれもこれもいっぺんにやってしまうから、
いつまでたっても苦手意識が消えないんです。
「ああ、またダメだった」
この心理状態から抜け出すためには一度に楽曲を何とかしないことです。
今度は即興Bです。
これはまず、予見時間を倍の10分とってやっていただきました。
そして何処が良くてどこがダメなのかを分析していきます。
これはある意味作曲ですので、
普段からいろいろな音楽に触れていること、
これが自分の中の糧になるのです。
こちらはイントロがいりませんから、
形式に添って弾いていきます。
どんなタイプの楽曲か?
これをいち早く 2小節から見抜いて発展させていきます。
グレードを受験するにあたって、ご自身が
【どこがよくてどこがダメなのか】
このことを客観視できずに合格することのあせりばかりが先に立って、ひとつの試験項目がよかったとしても一つがダメなばかりに
【下手な鉄砲、数打ちゃあたる】方式でまだ実力が伴っていないのに、何度も何度も受け続けて、受けては落ち受けては落ちを繰り返してしまう。
そんな方がいらっしゃいませんか?
このようになっては落ちるのが当たり前で、
【落ちるために受けに行く】 【受験する自分に満足】
気がつかないうちにこのようになっていませんか?
すべての項目がまんべんなく出来ている、
という状態に持って行きつつ、
自信を持って本番に臨むためにはどうしたらよいのか?
実際のレッスン数回で 拝見させていただければ
【どんなことがどのようにできていないのか、
どうすればよいのか】がわかります。
充分に勉強されたつもりでも
「ご自身の根本的なものの考え方やクセ、
性格が大きく作用される」場合も大いにあります。
客観的に他人に見てもらい、
自信を失くして諦めてしまう前に遠回りをせずに、
できるかぎり最短で合格を目指していきましょう!
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