【必読!】ピアノやエレクトーンの効果的な上達・練習方法とは?
「ピアノやエレクトーンの効果的な上達法」をお話します。
初心者・経験者問わず、「ただ一通り弾けました」で終るか
「うまい!」と言わせる演奏になるかの分かれ道。
自分自身の過去の練習法も含めて初心者・鍵盤経験者・大人・子供問わず
いろいろなタイプのいろいろなジャンルの曲を指導していますが、
練習のしかたによって上達の仕方は顕著にあらわれるものなのです。
まず、やってしまいがちなのは、
「いきなり、またはすぐに両手奏(エレクトーンの場合は両手とベース)で練習してしまう。
そのため、つっかえつっかえ何十回も弾き続けてたくさん練習したつもりになっているけれど、
さっぱり曲が完成しない。」
知っている曲・弾きたい曲・早く完成させたいがために陥っていまいがちな、
よく見られるケースです。
この練習法では疲れるだけで「上手な曲の仕上がり」に持っていくにはむずかしいでしょう。
上記の練習のしかたは「初見演奏」(パッと譜面を見てすぐに弾ける訓練をするというもの)
のための練習法であって、上手に弾けるようになるための練習ではないのです。
順をおって説明いたしましょう。
①音符ばかりに囚われがちですが、休符をしっかり意識すること。
②メロディ(ほとんどの場合、右手)をできれば声に出しながら弾く。
メロディがしっかり身について弾けるようになってから伴奏部分を
練習すること。
この時点でやってしまいがちなのは、メロディが少し弾けるようになった時点
すぐに左手(エレクトーンの場合は左手とベース)ではなく、両手でいきなり弾
いてしまうことです。
③エレクトーンの場合、曲のタイプによっては、ベースだけの練習
→リズムをつけてベースだけの練習でグルーブ感を保つことも大切です。
伴奏部分である左手とベースを練習してそれに後からメロディを乗せる、という
練習のしかたも効果があります。
ただし、上級レベルの曲になると左手にメロディがきていたり、左手がポリフォ
ニック的に動いている曲があるので一概に言えません。
両手だけを先に練習してベースだけ後からつけるというやり方は、弾けるように
はなりません。
(ピアノをずっとやっていてちょっとだけ、この曲だけエレクトーン
を弾いてみるという人に時々見られます。)
④両手奏に入る前に分担奏をやってみる。
電子ピアノにこの機能がついている場合もあります。
片方のパートの音を鳴らしながら、片方のパートを弾く、というやりかたです。
これを片手ずつ交互に繰り返して弾いて見ます。
自分が弾いていないパートの音を聴きながら弾いてみて、
パニック状態にならなければOKです。 両手奏に進んでもよいでしょう。
当教室のレッスンでは私が隣で交互に片方のパートを弾きながら、この手法で
「上手に、効果的に曲を仕上げるレッスン」を行なっています。
「弾けない箇所だけ抜き出してその箇所だけ何回も何回も練習する」 ことです。
なかなか根気のいることですが、この練習方法が実践できる人は
たとえ時間がかかっても確実に上手くなりますし、確実に弾けるようになります。
音符にカナをふるのはいただけません。
(これをやるといつまでたっても音符が読めない人になってしまいます)
①弾けない箇所にマーキングして(子供のレッスンの場合その箇所にシールを貼
ります)指番号を記入し、その部分だけ何度も何度も練習します。
つっかえる場所は大体決まっているのです。
その箇所にきたらつっかえるのにいちいちまた、最初に戻って弾きなおす
このように几帳面すぎるやりかたでは、必ず自爆・挫折します。
第一、時間のムダです。
②一曲をくぎって考え、くぎって練習する。
クラシックの場合、長~い!と思われる曲でも
曲分析をすると同じ箇所が後からも出てくることが多いのです。
楽曲形式というもので、文章でいうと”起承転結”みたいなものですね。
形式ごとに集中して練習することです。
③ジャズやポップスの場合、音楽の形式というよりも、イントロ・Aテーマ・Bテーマ
アドリブ部分・エンディング部分などに分かれています。
楽譜にリハーサル番号といってA,A”B などと四角で囲まれた大文字のアルフ
ァベットがあるでしょう。 それがリハーサル番号(または練習番号)です。
コードネームと間違えないように注意してくださいね
このリハ番ごとに練習していきます。
ここでまた注意したいことは
そのリハ番や弾けない箇所があるのに、次のリハ番に行かない」ということです。
うまく弾けていない箇所があるのをわかっていながら、
次の箇所に首をつっこんでしまうと、
自信がない箇所がどんどん膨れ上がって雪ダルマ式に増えていってしまう。
いわゆる「負の連鎖」になってしまうのです。
これは心理的にもよくありません。
独学で挫折するのは大体このケースか前回の記述のように
「つい弾けると思ってすぐに両手奏に移ってしまうこと」が原因です。
とかく独学では間違った練習法や弾きたいと思う気持ちがあっても、
そこには締め切りがありませんから、家に楽器もあるのについつい弾かなくなってしまい、
楽譜だけ買い集めて終わり、なんていう方が多いのではないでしょうか?
そんな方のためにも当教室はお役に立ちたいと思います
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