【保存版】エレクトーンってどうやって練習すればいいの?
【エレクトーンの練習のしかた】の基本をお伝えしたいと思います。
エレクトーンって知らない方も多いと思いますが、
無理もないですよね。
幼稚園保育園はおろか、小学校の音楽室に置いてないのですから。
地域にもよると思いますが、
今の30代の保護者の方でエレクトーンを経験したことがある方、
または習ったことはないけれど学校にはありました、という方のお話は聞きます。
ピアノの生徒さんのお母さまから
「これ、なんですか?」と聞かれたことがありまして、
その時は簡単に説明したのですけれども
「学校になかったのかなあ?」と思ってしまいました。
エレクトーンとは【電子オルガン】のカテゴリーの
ヤマハのメーカーの名称なのですが
↓↓↓
①ヤマハ音楽教室の中でしか見たことがない。
ヤマハの生徒さんと保護者の方しか見たことがない、
知らない。
②外部に持ち出して活動されている先生もみられますが、
それはほんのごく一部の先生。
■関西地区では楽器店がたくさんイベントを行なって下さること
楽器店内外で一般の皆さんにもエレクトーンを弾いている光景を
お届けする機会が多いため
比較的認知度が高く、街の個人音楽教室でも
ピアノと同様にエレクトーンが盛んです。
一般の方々が弾いている光景をたくさん見る機会があれば
1台でしかも一人でこんなにいろいろな音楽を
奏でることができる楽器はすごく魅力的なんですけれどね。
ヤマハの生徒さんや先生方だけにエレクトーンを売り続けることよりも、
まず基本は鍵盤ハーモニカであるピアニカやメロディオンのように
学校教育の場で認知されることが先決ではないでしょうか?
そうすればピアノとはまた違ったエレクトーンの楽しさやすごさは
子供にもダイレクトに伝わると思うのですが!!
最近はストリートピアノが流行っていてすごくいい傾向だと思います。
「ストリートエレクトーン」というのも存在するのですが
ピアノよりもずっと移動させやすいにもかかわらず
全国に数台しかなくエレクトーンという楽器自体が
ツアーのように全国を回っているそうです。
区に1台は欲しいところですよね。
そうすればみんなの前で披露するチャンスがありますよね。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
さて、そのエレクトーンの具体的な効果的な練習方法なのですが、
30年ほど前からエレクトーンはあらかじめ楽譜に音源データーが付いていて
(今現在は別売りでUSBにデーターを入れます)
それに合わせて弾くというスタイルなのですが、
「いきなりその音源データーに合わせて弾けるなんてことはないのです」
よくやってしまいがちなのは
<NGな練習の仕方>
①両手で弾いてからあとからベースである足鍵盤をいれてみる。
(この方法は絶対にうまくいきません)
②いきなり両手とベースでなんとなく弾いてしまう
(中上級者にありがちかもしれません)
でも、そのやり方では実に遠回りなんですよ。
遠回りどころかずっとつっかえつっかえで
いつまでたっても曲が仕上がりません。
入門者はもちろんのこと、中級者も上級者もこの練習方法は絶対にダメです。
<この練習手順を忠実に守れば
あなたもエレクトーンがバリバリ弾けるようになります>
↓
曲のタイプにもよりますが、
①足鍵盤のベース部分だけ練習する ←コレ、すごく大事です。
②左手とベースをセットにしてグルーブ感を鍛える。
③メロディ部分だけを完全に歌う
(ここで歌うと表現したのはメロディが口からスッと出てくる
何気に口ずさむことができるように弾くということです)
または③➡①➡②の順番で行ってください。
④データーのリズムを入れてリハーサルNOごとに各パートごと
(右手だけ、ベースだけ、左手だけまたは左手とベースだけ)を練習する
この時リズムのテンポを落として練習することがカギです!
⑤ここでひとまず、データーのリズムを入れずに両手とベースを合わせて弾いて見ます。
先に、 ①②③④の順番で練習出来て弾けていれば、
両手とベース奏がうまくいくはずです。
これが練習の仕方が間違っていると、
なんとなく弾けているような弾けていないような??
**よく聴くと左手のコードの押さえ方が間違っている。
(本人も気が付いていない)
ということになってしまいます。
⑥りズムデーターに合わせてテンポを落として
リハーサル番号ごとに両手とベースで弾いてみる。
⑦弾けるようになったきたら全体を合わせてみる。
⑧少しずつ既定のテンポで合わせて弾いてみる。
以上のやり方が効果的だと思います。
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実際のレッスンでもこのようにやっています。
(途中、笑い転げていますが・・・・・)
ご自宅でもぜひこのようなステップで練習してみて下さいね。
■この記事を書いた人
柴田里枝子
プロフィール⇒柴田里枝子のプロフィール