⑬ 音楽大学受験準備講習会
これから音楽大学・音楽専門学校をめざす若い方々にお伝えしたく書かせていただきます。
音楽大学・専門学校では夏季に受験準備講習会やオープンキャンパスなどが行なわれます。
各学校の施設や雰囲気を知るためにも是非参加してみましょう!
ここではピアノ科以外の楽器専攻の方も含めてお話をさせていただきたいと思います。
将来、プロミュージシャンとしてお仕事したいと思っている方には是非知っておいて欲しいのですが、これは他学部・一般の普通大学でも同じことが言えますが、高3になって初めて音楽大学を受験しようかなと考えるようでは正直なところ間に合いません。今までレッスンを受けてきたにしても受験にはいろいろな試験項目がありますから、演奏実技だけのレッスンでは足りません。
(みなさん、これは百も承知のことだと思いますが・・・・)
では専門学校はどうでしょうか?
音楽が好きだから・・・という理由だけで専門学校に行こうという人はあまりいらっしゃらないかと思います。(年間で100万以上のお金がかかります)
音大や専門学校を志す人達は趣味で音楽をやって行きたい人ではなく、
「音楽を仕事にしたい人」がめざす場所だと思います。
演奏技術の面や音楽の知識で入学前にはすでにセミプロレベルでなくては困難でしょう。
専門学校は音楽大学とは違って実技や理論の入学試験はありませんが、入学してからはみっちり実技と理論の授業があります。
いきなりポップスの耳コピーをしてきて下さい、アレンジをしてきて下さい、という宿題が出たり、入学月から専攻楽器以外の副科でピアノの授業があったりします。
この時、専門学校の場合、個人レッスンの所と集団で行なわれるグループレッスンの所があります。
グループレッスンというのはですね、これは習い事全般に言えることなのですが、どうしてもスタートからレベルの差ができてしまうのです。
今まで、その楽器をある程度やってきて、入学してから更にプロについて自分の演奏レベルを上げていこう! プロの技を盗んでやろう!という心意義のある人でない限り、大半は受身の授業で終ってしまいますから。
また、学校で教わった知識がそのままプロの現場で即、通用するとは限りませんし、学校を卒業したから即、音楽で食べていけるかはすべてはあなたの努力しだいです。(運や人脈も関係することもありますが・・・・)
この辺が一般大学や専門学校を出てどこかの企業に就職する方達との大きな差です。
もしあなたが初心者もしくは楽器の経験はあるけれど、ほとんど独学だったり、学校へ行く前に誰にも師事されていないようでしたら、今すぐにでも希望する楽器やジャンルの指導を行なっている個人の先生につきましょう。
音楽大学も未だそのほとんどがクラシックの授業オンリーの所が大半です。
クラシック関係のお仕事といえば、オーケストラの団員、学校の教員、大手楽器店の講師、個人教室の講師、演奏家などです。
最近は音楽大学でもクラシック以外のジャンルを学科として掲げているところも見られるようになってきました。
それまではクラシック以外の分野でプロになりたいのであれば、専門学校のみでしたから。
当教室の近郊にあります「洗足音大」「昭和音大」この二つはジャズ科・ポピュラー科・ロック科・デジタルミュージックなど多彩な学科があります。
関東地域以外でしたら大阪音大・名古屋音大などでジャズ科などがあります。
クラシック以外の学部の入学試験は、実技・楽典理論の他に即興演奏やコードなどの入試問題があります。
これらは机上の論議で極短期間に身につくものではありませんので、これらの学科に入学を希望される方は是非一度、当教室にご相談ください。
まずは実技・理論などどのように勉強していけば効率的かアドバイスさせていただきます。