ラウンジピアニスト Sさん大活躍!!
街はクリスマスムード一色ですね~。
ラウンジピアニスト養成コースの生徒さんであるSさんの活躍ぶりなどを御紹介いたします。
レッスンではいろいろな楽曲を弾きこなし、
コードプログレッションや他の楽器やボーカルとコラボした時の
バッキングの勉強もするのですが、
Sさんはまだ20代半ばでお若いのに結構、昔の曲にも興味を持っていてですね
「それならまかせて!」とばかりに私も大張りきりなのですが、
まずは人前で弾くという経験を積むという意味でとあるレストランでの演奏をプッシュしました。
そちらでは家族連れのお客様が多いのですが、
もう、初めの段階からちょこちょこリクエストをいただくようです。
そしてそちらのレストランでも慣れてきたようですので
「そのお店はそのまま続行しながら今度は違う客層,形態のお店で演ってみたら?」ということでさっそくお店に来店し面接に至ることになりました。
そちらのお店では演奏のテストはなかったようですが、
1日のウチに同じ曲は弾かないこと、
同じ曲でも違うアレンジのスタイルで何曲か演奏して欲しい。
という要望がありました。
また、お店の雰囲気やお客さんの様子に合わせて弾くこと、
在籍しているピアニストの中でも集客できる人
(つまり、アナタの演奏を聴きたいからまた来店したというリピーターのお客さんを作ることが出来る人)を優先的にシフトに入れるなど、
ということも言われたそうです。
そのとおりですね。
そのお手伝いをするのがこちらの役目ですから。
(ということは、演奏は出来る人が面接に来るのだから人を見ているということなのでしょう。)
「そのお店の言ってること、もっともだと思うよ。
結構しっかりした経営理念を持っていると思うし、
そういうお店ならきっと客層もいいから。是非、演ってみたらいいじゃない!」 と再プッシュ。
私の感は当たりました!お店の人は人を見るプロです。
彼女は演奏のテストもなしに通りました。
1週間後彼女はレッスンに来るや否や
「先生、昨日の夜急に電話があって急遽、今日の夜演ることになったんです!」
「えっ?昨日の今日?! それなら曲目急いで考えなきゃ!」
←そういえば私にもあったなぁ。
この、「急にあなたが演って」って。
だから日頃から常にダッシュできるように4,5ステージ分の曲数と曲順(いわゆるセットリストですね)書きだしておかないといけないんですね。
「とりあえず、今演ってる店で慣れているからいつもどおりにがんばって~」とその日は送り出しました。
次のレッスンで
「先生、まだまだ曲数が足りません。昨日もこんなリクエストをいただきました」 とご報告。
「結構レッスンでいろんな曲をやったのにね、まだこれからかなー。
でも、みんな演る曲はもう大体私もわかっているから、それは弾けて当たり前ということで 上の世代の人たちが好む曲もたくさんやっていきましょう」
ということで私の過去の膨大な数の資料からものすごい数の曲数をピックアップしていきます。
楽譜って財産ですね。
こんなところでこんな大昔の楽譜が活かせるなんて・・・・。
楽譜やその他諸々だけのトランクルームになっている部屋には私が小中学校時代から使用していた楽譜も多数あり (生徒のMちゃんいわく 別名 大津波の部屋(笑) そのくらい整理しても整理しても収納しきれない)
先日のレッスンでも
「あのお店、その後どう?」
「先週の土曜日も演ってきて、もうリクエストがバンバン来て
【●●のあの曲弾ける? 】
弾いている最中にもガンガンリクエストが来てですね・・・・」
「私が想像していた以上にリクエスト来るね~。
大体50代の音楽好きな紳士が多いでしょう?」
そしてまた、あの曲がウケる、こんな曲もその世代ならウケる 。
といつのまにか自分が楽しんでいる私でしたが。
いろいろ考えてみました。
もしかして、50代全搬が一番音楽好きな人が多い世代かもしれない。
日本で言うと団塊の世代より上になると音楽を聴かない、
興味がない人も多いけれども団塊の世代を境にミュージシャンも物凄く多い。
その下の世代はアメリカの音楽も未だに残るすばらしいものがたくさんあるし、
日本でも歌謡曲全盛時代。
今のJ-POPとはまた違います。
そしてレコード世代。
今のようにダウンロードしたり曲買いしたりじゃなく、
お金を一生懸命にためてやっと買ったレコードを大切に大切に擦り切れるまで聴いた世代。
男の人は団塊の世代も含めてギターをやっている人が多かったハズ
(ピアノはごくごく少数です)
そういえばBULE NOTEに行っても平均すると50代が一番多いかもしれません。
いや、もっと上の世代のお客さんもとても多いですよ。
リクエストに応えるとお客さんってすごく喜んでくれるんですねー。
しかも生演奏ですから。
お客さんがすごく 上機嫌でチップも下さり
(これ、外国では当たり前の習慣なんですけどね)
また、店に来店してくれる。
ピアニスト冥利に尽きると思うし、お客さんも嬉しいし、お店も集客UP!ということでいいことづくめですね。