ピアノは細く長く続けた人が勝ちなんです。
ピアノは2年3年でようやく形になります。
それ以降はコツコツ続けた人が一「一番の勝ち組」になります。
半年1年はピアノの大切な土台つくりの期間。
人それぞれ個人差もありますが、
最初からズバ抜けてできなくてもいいんです。
とにかくコツコツと続けることでやがて
ある時を境に一気にステップが上がる現象がみられることがあります。
自分でこのバージョンアップに気が付かなくても
教えている方はそれに気が付きます。
すぐにできるようになるのは
使う教材テキストにもよりますが、
音符が習いはじめの頃から比較的スラスラ読めて
それに従って指が動くこと。
これは5歳以上のお子さんや初心者の大人の方も
可能なのです。
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大人になってからも人前で「何か弾いて」と言われたときに
パッと何か弾ける曲を何曲か持っていて弾けるようになるには
クラシックでいえば「ソナチネレベル」までを
こなすことなんです。
このレベルに到達するにはどんな人でもそれなりの
年月がかかるのが当たり前なのです。
スタートから何年かはそんなに進みが早い方じゃなくても
とにかく淡々とレッスンを続けていくと
ある年齢になればできるようになります。
有名なクラシックの曲が弾けるようになれるのも
その場しのぎで付け焼き刃的に曲を弾くのではなくて
ソナチネレベルくらいになると細かい譜読みもさることながら
目の前の楽譜も1回聞けばサラッと弾けるようになり
あとは1曲を深く練習していくというプロセスを踏んでいきます。
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これが小学校の途中でやめてしまうとどういうことになるでしょう?
・子供の頃習ったはずなのに楽譜が読めない
・見てもどんな曲なのかが理解できなくなる
↓
また、ほぼ1からやり直ししなければなりません。
もちろん、途中でやめてしまっては大人になってからは何にも弾けません。
これが高校生くらいまでピアノを続けて
ソナチネ・ソナタくらいのレベルまで行くと
ほぼ1からやり直すこともせずに勘を取り戻すことができるのです。
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ストリートピアノなども大人になって急に弾けるようになるのではなく
子供の頃からコツコツとピアノレッスンを続けて
それなりのレベルまで弾けた人が
ポップスも含めて好きな曲が弾けるようになるのです。
■ピアノを続けることが「受験」や「内申点」に響くということをご存じですか?
内申点というのは学校の成績だけではないんです。
日々の学校生活の素行面や努力ができるかどうかも先生方はしっかりご覧になられているんです。
それと同時に「習い事を形として残し続けられているかどうか」
これも
評価の対象になっています。
つまり「ものごとを継続して続ける人間力」です。
学生時代にスポーツをやっていた人は就職率もいいですよね?
それは
・社会人になってつらいことがあってもそう簡単に会社を辞めない
・人間関係や上下関係をよく知っているし、常識を逸脱するような人物がいない
・精神的に強いので、鬱になって休職や退職する確率が少ない
などあげられます。
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これとは体質は違いますが
「一つのことを結果が出るまで続けられたか」
ということは受験にも、就職にもとても有利なんです。
続けられない人は仕事も続かない人、とみなされてしまう確率が高いわけです。
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柴田音楽教室の生徒さんの1例をご覧ください。
■Mちゃんは高校1年生
4才の年中さんからお隣の区から車で時間をかけて
ずっと通ってきてくれています(送迎のお母さまには本当に感謝です) (*^^)v
大人しいお子さんで小学生の頃は淡々とレッスンをこなしていきました。
なかなかうまく弾けなくて泣いてしまうこともありました。
そんな中、私は
「すぐに弾けなくても大丈夫なんだよ。コツコツとやっていれば
いつかはきっとできるようになるからね」
と励まし続けました。
Mちゃんは素直なお子さんなので私の言葉通り
淡々と目の前のことを地道にやってきました。
中学生になりバレー部に入り、
それでも疲れた様子を1度も見せることなく
また、レッスンを1度も休むことなく続けました。
中学生になった時点で
「ジャズも少しづつやっていこうか」という私の勧めで
ジャズテイストの曲も通常のクラシックと同時進行でやっていきました。
最初はジャズのリズムのノリに少しだけ苦労しましたが
2曲目3曲目以降になるとクラシックもジャズもどんどん
曲をこなしていくようになりました。
学校で「バレー部」に入っているのにですよ。
一体いつ練習する時間があるのだろうか?と
私は何度かMちゃんに聞いたことがあります。
でも彼女は淡々と「夕食を待っている間」と答えるのです。
中学3年になりました。
この辺りでは私も他の生徒さんにもあまり無理をさせません。
受験勉強の合間にちょっとピアノを弾くだけの気分転換でいいからね、と。
中学3年の夏休みが終わったころに運動部は引退になりますよね。
その頃にピアノも同時に辞める人が多いんです。
でも辞めずに一旦お休みするとか、ペースを落として
淡々と過去の曲を弾いてみるとかすれば後に「弾けなくなる」ということがありません。
それでMちゃんはどうなったかと言いますと
何も言わずに淡々と曲をスローペースでやるどころか
クラシックもジャズも同時進行で
どんどん短期間でどちらも曲をこなしていくのです。
これには私も驚きでした!
こんな生徒さんを今まで見たことがないんです。
しかも高校受験の数日前だというのに1回もレッスンを休まないんです。
「受験が終わるまで新しい曲は練習しなくていいからね」
彼女はうなずくだけで、逆に曲を深めてくるんです。
幼稚園や小学校の時は弾けない時があるとよく泣いていたのに。。。
彼女は無事、希望の高校に入学して今現在は家から1時間もかかる高校に通っています。
そして何も変わることなく相変わらずクラシックもジャズも曲をこなしています。
今、クラシックの名曲をやっていて
この曲は感情が入らないと聞いている相手に伝わらないので
時間をかけてじっくりやっていこう!と言っているのですが、
さすがにこういったクラシックの名曲は高校生くらいにならないと
感情を入れて弾くことができない曲なのです。
これは本人にも伝えているのですが、
どんなに指が動いても、譜読みがしっかりして早くても
大人の感情みたいなものは高校生にならないと出せないものです。
わかりやすいたとえで言うと「演歌」がそうじゃありませんか?
上手くても、声が良くても
ある程度の人生経験がないと「人の心を揺さぶる歌は歌えない」のと同じ。
歌の上手い子供が演歌を歌っても
「子どもらしくない」といわれ聴いている大人の人の感情を揺さぶることはできないですよね?
4才からピアノをはじめてこんな風になるなんて本当にすごいことです。
私は淡々と年齢に合わせて言葉を選んでレッスンをしただけなんです。
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■つぎにご紹介するのはもう一人のMちゃん
高校2年生です。
彼女は小学校1年の時に私の教室に入門されました。
今どきこんな聡明な女の子がいるんだ、というお子さんです
(高校生はもう、お子さんではないですね)
彼女はピアノと同時にバレエもずっと続けていて
小学校の高学年で「中学受験」の塾にも行っており
その時もピアノもバレエも辞めませんでした。
今ではお互いに「大人の会話」になり
「習い事、おけいこごとってこういうものだよね」
「ピアノもバレエも習い事の根本としては結局は同じだよね」
とか学校での有意義なお話もレッスン後にたくさんしてくれます。
ピアノをずっと続けてきたことによって
学校のお友達とも流行りの曲を連弾することができたし
周囲の同級生を見ていてもやっぱり途中でピアノを辞めた人は
何も弾けないし、ただ学校に通っているだけで何も特技がない子。
そういった人たちを横で見ていてやっぱり私はピアノもバレエも
辞めないで続けてきてよかった、と。
ものごとを続けられる人って大人になっても
それが特技となって一生残ります。
途中でやめる人はなぜか何をやっても続かないし、
社会人になっても「何事も続けられない人」という評価を受けてしまうんです。
いかがでしたでしょうか?
この他にも幼児から初めて高校生まで大学受験のスレスレまで
途中、中学受験や高校受験を経てコツコツとピアノを続けた人がいます。
普通大学に行っても音楽が好きで、ピアノを弾くことで
心が癒されたり、ストレス解消になったりすることができます。
勉強だけでなく夢中になれる音楽を続けている人は
大人になってもずっとピアノが弾ける人になれるんです!
あわせて見てみよう🔜柴田音楽教室の子供のピアノレッスン
◆ピアノに興味を持っていらっしゃいますか?
お子さま自身に ”習いたいという気持ち” があふれていれば
さあ、レッスンスタートです!!
■体験レッスンはわかる、できる、なっとくの3ステップ
お電話にて承ります。