中学受験、高校受験、大学受験などの時期をどのようにピアノレッスンと両立させていくか?
●中学受験、高校受験、大学受験などの時期をどのようにピアノレッスンと両立させていくか?
こちらをアドバイスさせていただきたいと思います。
中学受験をするために塾に通っている生徒さんや高校受験を控えているお子さん、
たくさんいらっしゃいますね。
この時期ピアノレッスンや自宅での練習方法をどうすうるかについて
お話させていただきたいと思います。
結論から言わせていただきますと、
①自分のペースを知る ということ。
②今までよりも練習のペースダウンをしても良いということです。
受験勉強だけで競争で追い詰められてしまって
精神を病んでしまっては元も子もありませんよね。
こうならないためには、この時期はピアノも全力疾走しなくてよいのです。
勉強の合間に疲れたら気分転換に15分だけピアノに触れる。
かえってこの方が勉強の効率が上がることが多いのです。
サ~っと気の流れを変えてみる。 コレです。
小学校低学年であまりのんびりペースでピアノレッスンを行うと
レベルがなかなか上がっていきません。
ですからパッパッパッと効率よく進んでいけるようにレッスンを進めていきますが、
そうやって基礎がしっかりできていれば受験期は
【やれることだけを淡々とやっていけばいい】のですよ。
たとえば 譜読みにしてもそれまで積み上げてきたしっかりしたものがあれば、
「ん~、楽譜が読めな~い」なんてことはないはずですよね?
だから今まで自宅練習ができていたのです。
写真のオレンジの付箋のように
「今日はこの部分だけをしっかりやる。この部分だけを10回集中して練習してみる」
もしくは 全体をザ~っと何回か弾いて終わり。
これでも良いわけです。
クラシックの譜面にはこのように指番号がしっかり書かれてあることが多いのですが、
ポピュラーやジャズなど指番号やペダル表記がなされていないことが多いですよね?
レッスンで先生と一緒に考えてみるとか
ペダルを踏むのと踏まないのとではどんなふうに音が違うのかを
レッスン内でよく耳を澄まして聴き比べてみることも大切なレッスンの一環なのです。
私はピアノを教えるうえで
ピアノを弾くことだけではなく
人生を豊かにするためにと、
他のおけいこや教育全域を広く見たうえでその中でピアノというとらえ方をしています。
長い人生の中でいろいろなことがあります。
一つのことだけしか知らないよりも幅広くいろいろと見識を広げていったほうが
いい大人になれると思います。
豊かな人生を送れるように音楽を通して手助けしてあげられたらなぁ
こんな風に思っています。
●レッスンでやること、弾く楽曲を極力少なく1点集中でやること
(もしくは1つ追加おまけ程度に絞る)
●小学3年生までに基礎音楽力を付けていきますので、
楽譜がスラスラ読めるなどができいていれば
1曲の中をいくつかのパートに分けて考えて1週間の中で
その部分だけ集中して練習するだけの練習でもいいのです。
●練習時間を確保する、という考え方よりも
集中して勉強した合間にあたまを切り替えるためのスキマ時間に10分だけ、15分だけ
気分転換に効率のよい形でピアノに触れる
という感じですね。
難関大学に合格したある人は「集中してガーッと勉強して、15分と時間を決めて
漫画を読む。そしてまた勉強」ということを繰り返していました。
これをピアノレッスンに置き換えて考えてみると・・・
その年齢に至るまで基礎ができていれば、
ダラダラと時間をかけずに
やるべき課題も多くなくこの時期を大変有意義なピアノレッスンに
置き換えることができるのです。
幼児から小学校2年生くらいまでの間、
もしくはそれ以降の学年でも
習いはじめの2年間で正しい練習のしかたや楽譜らスラスラ読める能力が身についていれば
ピアノレッスンと勉強を上手く両立させることができます。
問題は
①小学3年生以上でも基礎ができていない人
②キッチリモノを考えすぎる人(いつも完ぺき主義な人)
勉強の合間の短い時間に気分転換にピアノを弾く
受験期はこのくらいの気持ちで!
あまり根詰めないようにすると良いと思います。