いろんな音楽があっていい!と思う 片寄った音楽性にならないように・・・・
子供には学校の授業や何かでもサッと楽譜が読めたり、
お友達に囲まれてパッと曲が弾けたりとか、
大人になっても好きな曲をサラッと弾けるようになって欲しいんです。
レッスンがはじまるのをすごく楽しみにしているんです.
大学も今でこそ他のジャンルも教えているところがありますが、
クラシックオンリーでしたね。
それだけでは何かが足りない、だからそれ以外の施設でも勉強しなければならなかったのです。
(今の大学生がうらやましいですよ、いろいろな選択肢があって・・・)
クラシックは音楽のジャンルの一つにしかすぎない。 と私は思うのです。
いろんなジャンルの音楽があります。
クラシックが好きな人もいれば
(実は私はクラシックでもピアノ曲よりオーケストラの方が好きだったりします)
それ以外のジャンルが好きな人もたくさんいるはずです。
電車に乗っていると当たり前のようにみなさん音楽を聴いていますよね。
それも10代、20代の若い世代だけでなくていろいろな世代の方々が・・。
一体どんな音楽を聴いているんだろう?と気になりますね。
異業種の方々とお互いの職業の話をすると
「いかにもピアノの先生っていう感じですよね 自分もピアノやりたい!」
とおっしゃる方がとても多いことに驚いていまして、
彼らはピアノが弾けるようになりたいというのであって、
そのジャンルは必ずしもクラシックではないのですね。
以前から大人の生徒さんからお問い合わせをいただいた時、
その方がどんな音楽をやりたいかをお聞きしてその方が望む方向にすんなり行けるようなレッスンを試みてきました。
本当にお一人お一人違うのです。
クラシックを弾きたい方でも微妙にみなさん違います。
バイエルの基礎からきちんと教えて欲しい、という方から、
クラシックでもオペラ系の楽曲がお好きな方もいらっしゃったり、
そうしますと基礎練習はもちろんその後のレッスンの方向性が全く異なるのです。
クラシック以外のジャンルといってもいろいろあります。
当教室にはいろいろな目的をお持ちのさまざまなジャンルの音楽を求めていらっしゃる方がいらっしゃいますね。
今年のはじめにご自身の結婚式で自ら演奏なさりたい方がいらっしゃいました。
「披露宴のこの場面でこのクラシック曲とあともう1,2曲演奏したいのですが、
どんな曲がいいですか?」
というお話からレッスンはスタート。
「来賓のお客様の世代も考慮して、
ご自身がお好きでも一般の方々にあまり知られていない曲は避けたほうが無難ですよ。
この練習されてきた曲がクラシック曲ですから、もう1曲はポピュラーとかジャズアレンジのもので一般の方も知っている曲を弾くのが聴く人の耳にも新鮮でいいですよ」
ということで、練習を重ねてきました。
この方、先日結婚式を挙げられたのですが、とにかく演奏が上手い!
そして、ものすご~~~くいい方なんです!
レッスンを開始する前の段階からすでに1曲クラシック曲を練習されてきて
「どんどんダメなところを指摘して欲しい」とおっしゃるのでした。
「そんな、ダメなところなんかないですよ。よくここまで練習しましたね。
クラシック曲だから細かいことを言わせていただくと・・・ここはこうで、こんな風に
このもう1曲の方はポピュラー、そしてもう1曲はジャズアレンジですので、
クラシックのようにカッチリ弾かないことがポイントなんです。
強弱は楽譜にとらわれることなく自分の感情を入れて、
ある程度自由に、ritやaccなんかで表現してみてください。ご自分なりに・・・」
とあるバンドでキーボードを担当されている方もいらっしゃいます。
アドリブやジャズフュージョンのノリを覚えたい、
コードがサクサク弾けるようになりたい、ということでレッスンを開始しました。
この方、耳コピ能力が凄いんです!
やはり子供の頃、伊達にクラシックピアノのレッスンを受けてきたわけではないのです!
「この耳コピ能力ってやっぱり子供の頃からピアノをやってきた人間の醍醐味ですねー」
そしてですね・・・・
この方が所属するバンド、フュージョンのバンドなのですが、
とにかくバンドのメンバーどの楽器もみなさんうまい!
ここだけの話ですが・・・・
プロがあの演奏聴くとちょっとビビると思いますね、おそらく。
みなさんそれぞれ当たり前にお仕事があって、家族もあって、
どうしてあんなにパワーがあるんでしょう
レッスンを受けるみなさんはそれぞれの目標やお好きなジャンルの音楽に触れる
中には、本気でプロをめざす方もいらっしゃいます。
いろんな人達のお手伝いをしたい、いろんな子供達の成長を音楽を通して見守りたい そう思って日頃レッスンに臨んでいます。