『ピアノレッスン徹底検証!』お母さま方がなぜ子供のころピアノを辞めたのか・・・
お母さま方で子供の頃ピアノを習っていた経験がある方は
多いと思います。
レッスンお申し込みのお電話や、体験レッスンの時など
よくお話して下さるのですが、
◆何となくやっていた
◆レッスンでやる曲がつまらなかった。
◆先生が厳しすぎた
◆楽譜がスラスラ読める状態じゃないのに、ひたすら「暗譜、暗譜」と言われて
意味が分からず苦痛だった。
などなどがあります。
これは極近のデータではなくおおよそ20年の会話の中からのデータです。
これを1つ1つ検証していきましょう。
①何となくやっていた
これはいつの時代にもあると思います。
何となくみんながやっているから、という導入のしかたでも
何かのキッカケに弾くことが好きになることだってあるのです。
ただ、いろいろ見てきて思うことは
『地域差』『教育や文化に関する考え方の格差』
これはいつの時代も大きいということは強く感じます。
②レッスンである曲がつまらなかった
これを意識することなくやっていた方も多いと思います。
今ほど他と比べようがないため、
「ピアノで習う曲はこういうもの」
と言われたままやっていた方が多いわけです。
バイエル⇒ブルグミュラー=チェルニー⇒ソナチネ
名曲は一切やらず、それらだけというお声もお聞きしました。
今の時代はそれらをやりつつも副教材として多彩な音楽を弾くこともできると思いますし、
曲を練習曲とすることもできるのです。
③先生が厳しすぎた
これは少し前までよく聞くお話でしたね。
私は子供のころそのような経験はないのですが、
『厳しい』ではなく『陰気』なのです。
つまり、注意するにも言葉がすべて否定語だったり、
ダメだしばかり。
クラシックはこの傾向が今でもとても強いです。
つまり、その子のいいところをひとつもほめることなく
否定語ばかり 先生に笑顔がない 雰囲気が怖い、威圧
昔の世代ほどこういう傾向が強かったようです。
音楽は本来楽しいもの。
なかなかうまく弾けないときでも、教師側の言葉の使い方ひとつで
その後うまくいくことだってあり得るわけですよね?
あとは私の主観ですが、先生が音大でやっていたこと、競ってきたこと
自分が習ってきた教材を時代が変わってもそのまま使い続けていること
そのまま初心者や自分の生徒に当てはめる傾向が未だに色濃く出ている
教室が多いですね。
例えば 和声学 とかいわれても一般の方
ピン!ときますか??
それ大学でやることですよ。
同じことをやるにしても説明するにしても
もっと子供にわかるように、一般にわかるように曲を弾かせながら理解させることだってできると思います。
「ここはきれいな響き(ハーモニー)ね」というのと
和声学では●●で、、、
「はぁ(@_@)?」でしょう?
④暗譜、暗譜といわれて、、、
暗譜って、「楽譜を見なくても弾けるようになるくらいたくさん弾いてね」
ということなんです。
じゃあ、そのような言葉を使って子供に伝えればわかると思うのですが。
私も言われ続けましたよ。
暗譜、暗譜って。
それ、大人用語でしょ? 業界用語でしょ?
子供は何て受け取ると思いますか?
「楽譜見ないで弾くんだ。」
だから手を見て弾いたり、ろくに楽譜の読み方を教えないうちに曲だけが進んでいく。
そのうちだんだんと音符が小さくなったり、細かい注意事が多くなって
よくわからないから練習したくない=苦痛になってしまう
こういうイメージや図式が多くなかったですか?
早い段階で楽譜を読むことを苦痛にさせない教え方を知らないのです。
では、現代では。。。
そのイメージが色濃く世の中に浸透したためか
それとはまったく真逆すぎる
ただ優しい、基礎ができていないうちに好きなことだけやらせる、
教材の使い方、それをどのように使ってどのように次のステップにつなげていくかが見えていない。
現代ではその差がすごく大きく表れています。
そのお子さんの性格や特性によってレッスンの持っていき方を変えている。
このように考えてレッスンしているところはどれくらいなんでしょうね?
みんな一人一人違うわけですから
同じレッスンのしかたでいいわけがないんですね。
どうでしょうか?みなさん。
『その子をパッと見たらわかる』
『何度かレッスンをしたらわかる』
こうじゃないといけないと思うんですよね。
お子さんの成長過程で変わることも大いにありますしね。
柴田音楽教室
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