ピアノレッスンのサブテキストは一人ひとり違ったものを選んでいます。
レッスンで使用しているメインテキストの他に
ステップ3もしくはステップ4以降になりましたら、
余力がある生徒さんには【サブテキスト】として
いろいろな楽曲を同時進行でレッスンを行っているのですが、
このサブテキスト、全員が同じ ではなくて一人ひとり変えて選んでいます。
それはJ-POPであったり、ちょっと大人~な映画音楽だったり、
ジャズのスタンダードだったり、
またはロックやジャズ・ブルースのノリを体感するための曲集だったり・・・。
ブルグミュラーだけ、ソナチネだけ、チュルニーなんかをやっても
多彩な音楽性などな~んにも身に付きませんから。
だから真面目に長く高校生までピアノレッスンを受けていいたとしても、
ピアノとしての応用力が全く身についていない人ががとても多いわけですよ。
せっかくご縁があってウチの教室に来ていただいているのですから、
よそ様では身につかない音楽性を身に着けて楽しんでいただこうと思います。
「●●ちゃんにはこの曲集」
「●●君にはこの曲集」 という風に・・・・。
そうじゃないとマンネリズムになってしまうじゃないですか。
発表会一つとっても
「ああ、いつの時代も どこの教室でもこの曲定番だね」
こんな風に思われてしまってはショービジネスとしてのコンサート風発表会にならず、
つまらないじゃないですか?
なぜ ピアノレッスンが小学校までのお稽古だけになってしまうのか?
それは普段なじみのない練習曲をいつの時代も
どこの教室も同じ教材で習っているから、なんです。
日本人特有の
「みんなこれ使っているから」
「みんなこれをやっているから」
???
本当にその曲、興味を持って弾いていますか?
もちろん基礎を積んでいく段階では、好きな曲だけ弾くというわけにはいきません。
けれどもあまりに昭和も3,40年代から変わっていない指導のやり方や
使っているテキストが同じ、というところが多すぎることにとても驚きます。
では、新しい教材が良いのか?
必ずしも新しいものばかりがいいとは限りません。
どの曲集を使ってどのようにレッスンを展開していくか。
これは教師側のセンスに関わってくる問題だと私は思います。
これからもずっとこの姿勢は崩すことなく守っていきたいと思っています。