使えるピアニスト・キーボーディストになろう! ①
これからピアニスト・キーボーデキストをめざすかたやラウンジプレイヤーをなさりたい方のために、実際にお仕事に結びつくためにどんなことが必要かをお伝えして参ります。
ピアニストといいますとクラシックの楽曲のみをご想像されるかたが多いかと思いますが、
とても現実的なお話をさせていただきますが、これのみで食べていかれる方は実際はごくごく一部の方です。
実際に演奏のお仕事でやっていきたいとお思いでしたら、とにかく幅広いジャンルをオールマイティにこなせる人になることです。
これはもう、声を大にして言います!
実際に音大を出られて演歌のバックバンドやJ-POPでピアノを弾いていらっしゃる方もいますし、本当に演奏や音楽でお仕事をされたいとお思いでしたらあらゆるジャンルの音楽を勉強なさってくださいね。
私の経験を少しお話させていただきますと、20代前半の頃、講師業と半々にいろいろな経験をさせていただきました。
忘れもしない最初のお仕事は、とある政治家の方のレセプションパーティでした。
「これぞ、私のデビュー戦か!?」と戦いに挑みましたが(笑)
実際に私の演奏を聴いている人なぞいるのだろうか? という雰囲気でした。
しかも紹介された名前、間違っていましたし(笑)
地方のお仕事(それもかなり僻地・・・スミマセン <(_ _)>)もこなしました。
それでも私は少しも苦にはなりませんでしたね。
徐々に老舗レストランでクリスマス1週間専属契約で演奏したこともありました。
レッスンを終えてから毎日レストラン会場に入り、2時間演奏でした。
この時、なぜかお客様よりもお店のスタッフの方々に受けたのを覚えています。
仕事が終った後毎日ここのレストランメニューの好きなものを頼んでいいということでしたが、若かった私は今よりもずっと食欲旺盛でして演奏が終ってから食事というのは相当キツイものがありました。(夜10時以降の食事は太るし、演奏前にゴハン食べさせてくださ~い!お腹がすいてお仕事できないんです~!というのが本音でした。
お仕事をするに当たって、これは他ではあまり教えてくれないことですが、とにかく自分の力、自力で仕事を取る意気込みでいかなきゃ絶対にダメです!
「何かお仕事ありませんかぁー?」
何度も見ず知らずもしくは数回会った程度の人にこれを言われたことがありました。
これを同業者や先輩に言ってる時点でもう終っています。
ピアノを弾ける人は五万といます。
でも実際はたとえばラウンジプレイヤーの場合、クラシックしか弾けていないようではお店側は使いません、いえ、使えないのです。
そのお店の雰囲気や客層に合わせた演奏スタイルや楽曲をこなさなければならないのです。
それと演奏力があればそれでいいというものでもありません。
まず、人間力だと思います。
あと、人に好かれるにこやかさ、愛想のよさ、常識力、これはどんなお仕事にも通用しますし大切なことです。
それと適度な華やさ・人をひきつける何かが必要です。
これはその人の内面がでるのではないでしょうか?
マイナス思考の人、自信のないオーラは必ず相手に伝わります。
この世界、上には上がいます。
いくつになっても人生は勉強の連続、と思うことですね。
お若いうちにとにかくいろいろな経験をなさって下さい。
どんなことも後々役に立つことは間違いありませんし、必ず何かしら人生の役に立ちますから!